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MIRAIKAN MUSEUM SHOP

Completion / 2023

Works / VI  Graphic Design
Category / 物販

Address / 東京都江東区2-3-6 日本科学未来館

Photo / 甲田 和久

日本科学未来館のミュージアムショップをデザインしました。日本科学未来館からの要望もあり、「アクセシビリティ」「サステナビリティ」をキーワードに、ユニバーサルデザインを前提とした計画を始めました。

 

アクセシビリティについては、視覚的な認知が容易なカラースキームとそれに伴うサイン計画を行いました。黄色いサインのベースは透過と不透過を混在させ、空間全体の意匠としての役割も果たしています。

また、意匠的なアプローチとしては、大きいホワイエ空間の階段とエスカレータの下という環境で、店舗としてのエリア感が弱く、ワクワク感が感じられない状況から、 空間に対しての差別化を図りつつ、建築空間に対してノイズにならないような設えを考えました。空間全体が明るめの空間に対して、階段・エスカレータと言う大きなボリュームから生まれる陰影と、ガラス面から入る外光、その相反する二つの要素を、黒と黄色という色として捉え、再表現することで、空間に馴染みつつも、お店としての存在感を持たせられるのではないかと考えました。これは「人が見て認識する解像度」と、「認識はしなくても感じる解像度」の差異によって計画されています。さらに、店舗のあり方として、アクセシビリティの重要性が問われていたため、黄色と黒という注意喚起色の組み合わせをそのまま店舗のカラースキームとして取り入れており、色に対する認識が弱い利用者に優しい空間を目指しました。

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