panda

本郷三丁目に出店が計画されたベーカリー&カフェバー。 日昼はイートインを併設したパン屋として、夜はバルとして営業するため、バーの主役となるカウンターを、昼は陳列台として利用できるよう設計しました。

店名の「panda」は「パンだ。」からきており、選び抜かれた良質な素材を売りにするため、ストレートに「パン」を感じるVIや空間を考えました。

ふっくらとした美味しいパンの印象からロゴをデザインし、店舗の主役となるカウンターもふっくらと発酵していく生地のように丸みを帯びた意匠としました。

昼と夜で印象を変えるため空間全体はグレートーンで仕上げ、主役となるカウンター周りとファサードのみ白い意匠とし明度差をつけ、空間に強弱をつけました。カウンターやテーブルの天板といった料理が乗る部分だけ木を用い、モノトーンの空間の中でも優しい雰囲気を残しています。また3種3様の椅子は黒で統一し空間を締める効果をもたらしています。メインターゲットが女性であることもあり、モノトーンで構成された空間にポイントで真鍮の金物を用い女性らしい落ち着いた印象を演出。 空間のグレーとポイントの真鍮の印象がVIとも連動し、個人オーナーの小さな店舗でありながら店舗としての強さも併せ持つよう計画しました。

OSSO

美容室が計画された埼玉県朝霞市は、都心で働く方も多いエリアということもあり、感度が高い利用者が想定されていました。

都会的で洗練された雰囲気をつくるため、あえて既存の建築躯体を意匠として活かすことを考えました。

老朽化が進んだ躯体を利用しつつ美容室としての清潔感を作るため、要所要所で綺麗に仕上げられた素材を用いました。

ファサードや店舗奥に使用したグレーは、若干色味を帯びた女性らしい色を選定、家具はシナ合板を用い、これらの要素が躯体の質感を和らげるよう計画しました。

この躯体やニュートラルな印象の造作・家具によりバランスを取った空間をベースに、MY'Sによるドライフラワーのコーディネートが空間をより柔らかい印象になるよう演出しています。

MEDICOM

表参道ヒルズというロケーションと高価な限定商品をベースとしたMD計画から、この店舗にはプレミアム感が必要だと考えました。 そこで他の店舗との差別化と強い印象を持たせるために、店名に用いられた「+ PLUS」と言うエレメントからパッケージ化された店舗作りを計画しました。

「+」という記号を連続した時に生まれる「グリッド」で空間全体を覆い、シンプルでありながら店舗独自の世界観を目指しました。

また、このグリッドにより陳列スペースが仕切られ、商材を一つ一つ展示することを可能にし、よりプレミアムな印象のディスプレイをつくっています。

メイン商材となるベアブリックは多種多様なデザインを展開しているが、真っ白いデザインは販売されていないため、白を基調とした空間の意匠として、店舗中央の什器にディスプレイし、より強い印象を演出しました。

A STUDIO

 

「写真」という思い出だけでなく、撮影する「時間」も素晴らしい体験と思えることを提供するための場所として代官山に計画された写真スタジオ。

既存のファミリー向けのスタジオとは一線を画したプライベートな空間を計画しました。

メインとなるスタジオ空間は、自然光も利用した

白を基調とした明るいシーンと、 ノスタルジックな落ち着いたシーンを計画しました。このスタジオに対して、「裏側」の機能としての受付やモニタールーム・衣装スペースなどがあります。その「裏側」の空間を意匠的に魅せる要素として建材によるグリット構成を用いることを考えました。建築の骨組みのような意匠が「裏側」感を演出すると同時に、空間を仕切るガイドとしての役割を担うよう計画しました。

広い空間に、木のグリットを張り巡らせ、その建材が、間仕切りとなり、衣装棚となり空間全体まとめています。建材にそってブラインドを配しているため、広い抜け感や、個室感などをシチュエーションによって使い分けることができるフレキシブルな空間を確保しました。 このフレキシブルな空間が、受付→衣装選び→撮影→モニターによる写真チェックまでの一通りのサービスを、他の利用者と干渉せずに、気兼ねなく気持ちよく過ごせる「こと」として提供を生み出しています。

ab

店名の由来でもある「Absimthe(アブサン)」 魔酒とも呼ばれ、数々の芸術家が溺れた禁断の酒でありながら、お店のファーストドリンクとしても出だされます。フレンチではアペリフィフとしてオーソドックスに楽しまれるように歴史的にも食の中核を担いながら、その中毒性からアウトロー的でアバンギャルドな一面をもつ二面性を有するお酒です。

伝統的なフレンチとしての「王道」であること、それでいて前衛的な「アバンギャルドさ」を併せ持つ様が、お店が掲げる様々な「挑戦」というコンセプトに合致している部分ではないかと考えました。 この「挑戦」とフレンチという「王道」を空間でも表現できないか考えました。

お店として「環境問題」「フードロス」など時代の空気感を取り組む気概と挑戦する姿勢(アバンギャルドさ)を設計という立場から演出できるようサスティナブルな要素を取り入れ、アップサイクルな素材を用い、なるべく居抜きの状態を利用しました。

このような素材が重苦しい主張にならないよう、ベースはシンプルに、過度な演出を控えたミニマルな空間にすることで特徴ある素材を組み合わせながらも上質(王道)な印象の設えを目指しました。

akaaka

矢向駅、さらに駅からも少し離れている立地に対し、ターゲットをファミリー層に設定した ことから、「aka aka」=笑顔と言う親しみやすい店名が生まれた。 ターゲットや店名から、世代を超えて長く利用してもらえる思いを込めて、 家型のアイコンを作り、akaakaと言う「音」から赤い木目を利用。店名とお店の印象が 強く結び付くよう考えた。 キーマテリアルとなる赤い木を印象付けるため全体は白を基調とした空間にし、赤と白と 植物の緑の印象がお客様に安らげる空間を設計する。

LOGO

デザインコンセプトにもあるように、ターゲットや店名から世代を超えて長く利用して もらえる思いを込めて、家型のアイコンを作成している。 シンプルに、明確に、お客様に伝わるろロゴマークを考えた。

Arielle

 

数多く在る美容室。その激選区とも言える自由が丘エリアから徒歩圏内の奥沢と言う立地に 対して、シンプルかつ上品で落ち着きの在る空間を考える。 大きな開口により通りに対するアプローチをしっかり行い、インテリアには素材感のみの 演出をすることによりマッシブ感を生み出す。 地に足がついた印象を店舗に落とし込むことにより存在感を与えながら居心地の良い 場所をつくっている。

logo

「Arielle」と言うフォントロゴも基本的にはシンプルなものを考えた。 2人の美容師による共同経営と言う特徴を示唆する最小限の加工により構築する。 空間の印象と合わせたロゴデザインにより店舗としての全体の印象のまとまり感を 創り、ブランドとして発信できるよう心がけた。

Bonnhel

 

もともと駒沢大学駅にあったベーカリーの移転計画。 世田谷代田の移転先となる立地は駅から少し離れた住宅街に位置した物件で もともと、工場やベーカリーとして利用されていた場所であったため、 地域に根付いてきたその立地の歴史を感じることで、近隣のお客様にも愛着を 持って頂けるように考えた。 ベースとなる区画は維持しつつ、ガラス冊子で厨房内を見せることによりパン工場を イメージさせる雰囲気をつくりながら、パンの色味を感じる二種類の木種や、 小麦粉と水を混ぜるパンの生成を示唆する左官仕上げを落とし込んでいる。 無機質な空間ながらベーカリーを示唆する要素を落とし込むことでお客様が 気兼ねなく利用できる優しい空間を演出している。 ファサードはレッドシダーの板貼りで覆うように創り、車で通る方の目にも止まる よう訴求効果を高めた。 また、外から見たときに、木板張り・パンの陳列・インテリア・厨房へと、 レイヤーを重ねて内部を覗けるような構成とし、店舗への引き込みを作っている。

Butchers

 

アルゼンチンBBQ料理やブッチャーズフードをワインとクラフトビールで楽しむお店。 インダストリアルな内装でポートランドのフードカルチャーと アルゼンチンの豪快な食文化【アサード】からインスパイアされている背景を具現化した。 この店舗のコアになる要素として、全てのお肉を焼くアルゼンチングリルがある。 この調理シーン・ライブ感がお客様に伝わるよう、カウンターをメインとしたプランに なっており、お店全体で美味しいお肉が食べられる雰囲気作りをしている。

logo

注文したお肉が豪快に焼かれるところを見せるためのアルゼンチングリルを モチーフに、プロダクトと焼き跡を示唆するとともに、インダストリアルな内装の イメージを崩さないビジュアルを考慮している。 多様な場面での展開が予測されるため、ロゴマークのみでも展開できる構成を考えた。

レガーレ

 

魚介メインのイタリアンバル。モルタル金ゴテ仕上げ、ラワン合板、黒皮鉄など武骨な印象を与える素材を用いることで、質の良いカジュアル感をつくり、そこにアイキャッチとなる漁船ランプを加えることで、漁港・市場など「新鮮な海の魚」を感じさせる空間を考えた。

お客様とシェフのコミュニケーションの誘発、ライブ感のあるお店にしたいとの要望から、ミラーなどを用いどの席からも厨房のシーンが伺えるよう計画している。 また、ポップな色使いのチョークアートを用い、手書きによるライブ感や、市場街のような活気、賑わいの演出をプラスしている。 また、奥に細長い躯体形状を利用し、入り口から奥に行く程しっとりとしていくゾーニングとした。ゾーンごとにカウンター席、ベンチソファ席、テーブル席など椅子の高さを変えることで目線や距離感の違い生み出し、一つの空間の中に壁で区切らず様々な利用シーンを創出している。

ぽとふ

 

保育士さんが ”ここで働きたい” と思え、お母さん・お父さんが ”ここに預けたい” と思える保育園をかたちにし、「印象」に重点をおいたデザインを考えました。保育士の人手不足を背景に、”選ばれる保育園”を実現するためデザイン面からの付加価値に可能性を求めた試みとなります。保育士さんに響く『可愛くてファッショナブルなテイスト』と、お母さんに響く『安心感と楽しさが伝わる素材感』をデザインのきっかけに組み立てました。

LOGO

「POTOPH」というワードは、飲食事業から始まったという施主の事業に由来します。ポトフという料理が色んな具材のうまみから成るように、園で子供たちの個性を引き出したいという思いからつけられました。モチーフは明快に鍋のシルエットを用い、テイストは印象を内装に揃え女性に響くファッショナブルなものとしました。そうすることで保育園のロゴとしては個性的なものとなった。

とりはい

 

来店者が自分でハイボールをつくれる鶏焼肉店舗。 躯体を利用した空間のカジュアルさがセルフで楽しむサービスを示唆し、 グレートーンでバランスを取り、適度な落ち着きをつくる。また素材には作る動作からのイメージであるキッチンのシルバーの金物、 温かみや気軽さを感じる茶系のモルタルを用い、冷たい色のイメージと温かい色の イメージとを躯体と同明度のトーンで全体のバランスをとった。 “落ち着く”という意味をもつ「和」。 “上品さ ”を感じさせる「和」。 業態のイメージからくるカジュアルさと、「和」の様式の繊細なディテールからくる 上品さを併せ持つ空間をつくることで、店舗としてのオリジナリティーを演出する。

OHVAL

 

​埼玉県秋津市に開業するパーソナルトレーニング

整体やトレーニングを通して体を「つくり」「保つ」ための OHVAL / Body care Training。 お客様は、適度に時間に余裕があり、健康に対する意識が高く、今のライフスタイルを更に良いものにしたい気持ちがあります。


日中は子供が手離れし自由な時間がある主婦。夜や休日には忙しく働く女性たちが、体のメンテナンスに訪れます。 ライフスタイルや自分の健康に対する意識・感度が高い方にとって、 お店が上質かつ都会的であることが重要かと思います。

都会的で上質な印象をお店に宿すために考えたのは、 ファッションやメイクといった表層の化粧ではなく、人として健康という本質的な美しさを提供する場所という解釈です。

この「本質的な美しさ」を感じてもらうため、無垢な素材感をそのまま表層の意匠として空間を構 成し、 経年変化も美しさと見えるような、タフで美しい上質な空間を目指す。

​無垢 × 上質 × アクティブ

TAG

 

​モバイルオーダーによる事前注文・決済に特化し、自分好みにカスタムしたボトルコーヒーのサービスで、待ち時間なく受取れるテイクアウト専門業態。 事前に受け取り時間を設定でき、待つことなく受け取れるサービスのため、店舗としても利用者が滞留しないことが重要となるため、「コミュニケーションレス」をポジティブに捉えた提案を考えました。

9坪という狭小空間の中で、ロッカーが設置された中央の白い壁がこの店舗の主役。 商品の受け取り口(ロッカー)および上部の通知モニターへ目がいくよう考慮しニュートラルな印象をつくります。 一方、それを取り巻く周りの空間は一つ一つ手作業で準備する商品のクラフト感を想起させる雰囲気をつくり、 ニュートラルな白い壁との対比をつくりました。 この対比により「CUSTOM & FAST」という業態コンセプトの体現を試みました。 また、ガラス張りのファサード面からは、厨房と売場の2つの空間全体を視認できるオープンな雰囲気ですが、 売場に入ると厨房は見えずスタッフもいない空間となります。 一見すると店舗としては不自然な状況となりますが、それでもスムーズに商品を受け取る体験を通して 「コミュニケーションレス」をポジティブに捉える価値観に繋がると考えました。